初恋のキミへ。

心に傷を負うとき



今日は久しぶりに家にいた。

元輝は今日、地元の友達と飲みに行くらしい。

元輝と過ごせない日は退屈で、だけど一人になる時間は久しぶりだった。

今日は大人しく家にいようと決めて、ベッドに横になった。

すると携帯が鳴った。

元輝からと思いながら携帯を手にすると、携帯を教えた日から初めて連絡がきた。


着信"沢田亜美"

少し出るか迷いながらもあたしは通話ボタンを押した。


「はい」


「あっ未波?亜美だけど。
これから時間ある?
よかったら遊ばない?」


あたしは少し躊躇したが、あまりにも暇だったため、誘いを受けることにした。

これが罠だとは知らずに…
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