初恋のキミへ。
「どうした?寒いか?」
俺は嬉しさを顔に出しながら未波に問いかけた。
「……元輝はどうして、こんなあたしの傍に毎日いてくれるの?」
なぜそんなことを聞いてきたのか理解できなかった。
「お前が好きだからだろ?未波の彼氏だからだろ?傍にいたいから、俺は未波の傍にいるんだ」
少し悔しくなった。
傍にいたくているのに…それを毎日伝えてたつもりなのに…まるで俺とは何も関係ないって言われているようで…切なくもなった。