初恋のキミへ。


放課後、俺は寄る所があると伝え1人で昔未波ときた神社に足を運んだ。

2年経っても帰ってこなかったら見てもいいと言われていた絵馬を見るために。

ずっと、来れないでいたから。

見るのが怖かったんだ。

だけどそれを見るべき時なのかもしれないと思った。


俺はたくさん並ぶ絵馬の中で、未波の絵馬を探した。


少し時間がかかったけれどようやく見つけることができた。


そこには懐かしい未波の綺麗な字で長々と書かれていた。
< 199 / 227 >

この作品をシェア

pagetop