初恋のキミへ。


「未波…ごめん…あたしなの。
彼女進めたの…」


「桃香は優しいから。

元輝のこと心配だったんでしょ?

それと、あたしのため、そうでしょ?」


あたしがそう言うと桃香は泣き出してしまった。


「…未波〜!!ごめんねー…」


「なんで謝るの?
元輝の背中押してくれてありがとね?」


あたしはそう言って桃香の頭を撫でた。



すると黙ってしまっていたタケくんが口を開いた。
< 214 / 227 >

この作品をシェア

pagetop