初恋のキミへ。

気持ちの変化?!

未波達と別れて来たのは屋上。
俺とタケは煙草に火をつけた。

｢なぁモト。
お前が女に興味もつなんて珍しいな｣


｢別に。興味あるわけじゃねぇよ。｣


｢けどお前が帰り迎え行くなんて
有り得ねぇじゃん｣


｢…初めてだからな。
俺に靡かなねぇ女はよ。
だから違う方法で落とすまでだ。｣


｢ふーん。
その割には女と遊んでねぇみたいじゃん？｣


｢…お前どっからそんな情報くんだよ｣


｢俺を甘く見ちゃいけねーよ？モトくん｣


｢別に。ちょっと興味あるだけだよ。｣


｢モトくんにもよーやく春がきたか〜｣


｢ちげぇよ！惚れさせれば捨てるさ。｣


｢…まっ頑張って｣


そう言って煙草を消すタケ。

正直、いつも考えちまうのは未波のこと。

それが恋愛感情かと聞かれれば違うと思う。

ただ、他の女と違うから…

だから興味があるだけ。

…それだけだよ。