初恋のキミへ。


「ごめんね…本当は少しだけこうなること望んでた。
彼女いるの分かってたけどこれくらい望んだって悪くないよね?

あたしはもう、元輝の隣にはいられない。
元輝にはあの子がいるから。

元輝…ありがとね?
あたしは今でも元輝が大好きだよ。

だから……

幸せになってくれなきゃ、許さないから」


そう言って俺に笑顔を向けてくれた。俺は我慢できずに抱きしめていた。


「元輝…だめだよ」


「……未波…俺はお前が好きだ。
忘れられなかった。だから今会えてすげー嬉しんだ。
これ逃したら、もうお前は俺に会わないつもりだろ?
だから離さない。
俺の隣にいてほしい。また俺に笑ってほしい。
俺にはやっぱりお前しかいねぇよ。

弥生と付き合っててもお前への気持ち押し殺すのに必死で好きになる努力すらしてなかった。

確かに少しは好きだったよ。
けどな、それは少しだけあいつの雰囲気がお前に似てたから。
だからなんだ。少しでも好きになれたのは。

未波…お願いだから、戻ってこいよ…俺の隣に。

弥生のことはちゃんとなんとかするから。

俺とずっと一緒にいてくれよ…」


抱きしめたまま未波にそう言った。
未波の肩が震えていた。きっと泣いてるんだと思った。
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