初恋のキミへ。
「どうした?」
ずっと俯いたままの未波に俺は顔を覗きながら聞いた。
見ると少し頬を赤くしていた。
それを見て可愛いなんて思いながら未波を抱きしめた。
「お前本当可愛すぎ。
…俺はお前しかいらねぇ。
だから傍にいてくれ」
「…だから恥ずかしいよ」
「返事言うまで離さねぇ」
「…私でいいの?」
「言ったろ?お前じゃないとダメだって。
俺はお前がいいの!」
「…隣にいさせてくれる?」
「………」
「元輝?」
これは夢じゃないよな?
やっと未波と通じ合えたんだな…
俺は嬉しさのあまりに言葉がでなかった。