優しさにつつまれて
血がにじんでパンパンに膨れた体は所どころがめくれ、皮膚がひび割れていた。

人工呼吸の管が口に刺さり、鼻を別の管が入り込んだ姿は、「元気か?一緒に浪人しょうや」って呑気に言える状態ではなかった。
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