太陽の朝は窓を閉じて【オムニバス】
いつ眠ってしまったんだろう。


忠志もあれから起きた気配も無く、辺りは何も変化が無かった。

時計を見ると、朝の六時過ぎ。

変化したのは、

今日、一月四日は、晴々とした太陽と青くて澄んだ冬の空が広がっている。


急に忠志は外からの眩しい朝日の中で、ムクリと操り人形の様に上半身を起こした。

「何してんの?ミナト。」


朝日を眩しそうに受け入れて、そのまま目を細める忠志は赤ん坊の様に無垢な眼差しをしている。


「何してんのって。
こっちが聞きたいよ。
ずっと今まで眠ってたの?。」

忠志は背伸びをして、立ち上がった。

「雪、止んだのか。
いい天気だな。

空は、やっぱ冬の方が、澄んでて綺麗な。」

そう言ってカーテンを大きく開けた忠志は昨日来たままのだらしなく下がった紺のジーンズを、両手で腰までグイと持ち上げた。

「おととい。
徹夜したんでしょう。」

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