猫が生まれた日
あたしは流動するのよ
確かな自分なんて存在しないわ

あたしは広がり
沁み込み
変化してゆく

どこまでも

大好きなあなたにも
大嫌いなあなたにも

どこまでもどこまでも

縦にも横にも
今を生きる過去さえにも


あたしの醜いばかりの粒子がね

いつか、どこかで

まばゆいひかりになってくれないかと

どこだっていい
誰もが目を背けたくなるような場所だって構わないから

いつかそこでは何より輝いて


そんな日ばっかりを夢見るの

そこにあたしの心がなくたって
嘆いたりしないわ

他力本願な夢ばかり見るあたし
そのくらい、わきまえてる
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