猫が生まれた日
我慢出来なくなって
いっぱい泣いたあとで
あれは嘘泣きだったと吹聴する

あたしは途端に嘘つきになる

みんなはあたしを嘘つきと思うし
あたしもあたしを嘘つきと思う

言葉に違いはないけれど
真っ当じゃない
嘘つきの風上にもおけない

自分の気持ちに嘘をついて
君にも体のいい嘘をつく

あたしの嘘は草原を吹き抜ける風みたい
君にはどうにも無力みたい
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