猫耳ぱにっく!
へ?


告白?



「違うよ違う。
木村さまに告白なんかされてないって!」


「木村、さま?
なんであんた木村の事"さま"付けで呼んでるの?
っていうことは何か弱みでも握られた?」


うっ・・・


図星だ。


あたしがしまったという顔をしているのか、途端に亜美の顔がなにか企んでいる顔付きになった。



「弱みかぁ・・・
ひょっとしてカンニングしたのが木村にバレたとか?」


カンニング?


あたしが?


「ちがう!
あたしカンニングなんかしないもん!
猫耳がバレただけだよ!!」




「猫耳?」


「うん、ほら!」



そういってあたしはウィッグを取り、亜美に猫耳を見せた。



「これ、本物?」



「うん、まぁ一応。
なんなら触ってみる?」



あたしがそういうと、亜美は恐る恐るあたしの猫耳に手を伸ばした。

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