みずたまり
ただただ、なんとなく…

でも、何かにそそられるように階段を下りて…
靴を履いた。

「お母さん!!散歩してくる」
「ちょっと…美羽…、、」

ガチャ--

はぁ~。やっぱり、夜の風は
気持ち-~!!


川が続くこの道を、
川にそって歩く…


ずっと行ったら、林がある。

この林の中を進むと、雑草のように花でいっぱいの

私でいう…〈花畑〉がある。
ここが私の秘密基地だ。


寝っ転がって横になってみる。もう夜でなんにも見えないけど…

月が私を照らしているのは
わかる。

「ふぅ~‥」

草や花が揺れて音がする。

『ワンッッ…』

んっ…何?

その音からかすかに、犬の鳴き声が聞こえた。
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