みずたまり
「飼ってもいいぞ…」

やっぱり↑↑

「だか、母さんが良いって言ったらな!!」

母が父の方を見て、困った顔をする。
「お母さん、犬ダメなのよ。」
母は、猫が好きだった。

猫も犬も…
変わらないのに…。

父は母に比べて、動物が大好きで、いつも小さい時、動物園に連れて行ってくれていた。

「じゃぁ…今日、1日だけ。私の部屋で飼っても良い?」

2人は顔を見合わせる。
「今日だけよ。。」と言って母がリビングに戻って行くー‥


靴を脱ぎ捨て、急いで部屋へ上がろうとした時‥

「おい…その汚いまま、部屋へ連れて行くのか?」
と、小さい声で父がつぶやく。
そして、こっちと指を動かす。


すると、お風呂の隣に、クローゼットだと思っていた、場所を開け、父が入る。


そこは、お風呂も浅く、猫や動物専用のシャンプーがあって、
多分、動物のためのお風呂場だった。

「こんなとこ…あったんだ。。」
「あぁ、美羽は、『みいちゃん』を飼っていた時は小さかったもんね。。」

そうだ…。
私は小さかった時、猫のみいちゃんを飼っていて…

父は、いつも…
みいちゃんをお風呂じゃない所で、シャワー使って洗ってた。
私は小さかったから入れてもらえなかった。。

もう、何年もここには入ってないんだよね。


「よーし!!洗うぞー。綺麗に洗ってやれ♪」
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