白衣の悪魔に恋してる

「ヤダ。」



「は？」



「ヤダヤダヤダヤダぁ～！！」



あたしは先生の手を振り解き、



ガバッと机にへばりつくと、



「坂下ぁっ！！お前っ…行くぞっ！！ってか、来いっ！！」



「ヤダぁ～！！」



半ギレ状態のケイ先生の命令を頑なに拒否した。



ヤダヤダヤダヤダぁ～！！



絶っ対、ヤダっ！！



しかしそんなあたしの抵抗も虚しく、



突然、



頭をガシッと掴まれ、



グイッと、



半ば強制的に顔を上げさせられたあたしは、



「担ぐぞ？」



「は？」



顔を寄せ、



みんなに聞こえるか聞こえないかぐらいの小さな声でボソっと呟く先生を見つめながら目を見開いた。



担ぐって…



………



アレ…だよ…ね？



肩にって…



コト…



だよ…ね…？



そんなの…



「パンツ見えちゃうじゃん！！」



あたしはガバッと起き上がるとキッと先生を睨みつけた。