白衣の悪魔に恋してる
あたしは白衣に顔を埋めながら小さく呟いた。



先生に聞かれてようが聞かれてなかろうが…



そんなの関係ない。



あたし…



先生が好き。



「坂下…お前、俺のコト好きなの…?」



あっ…



やっぱ聞こえちゃってた…



よね…。



でも…



「うん。好き。」



今さらだし…



あたしは小さく答えた。



「はぁ~」



頭上から先生のため息が聴こえる…



生徒が先生のコト好きだなんて…



迷惑?



生徒が先生のコト好きだなんて…



呆れちゃう?



生徒が…



あたしが先生のコト好きだなんて…



………



困っちゃう…



よね…

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