白衣の悪魔に恋してる
「先生…」



「あ?」



「あたし…先生が好き。」



「ほんと…俺のドコがいいんだか?」



全部だよっ!!



無愛想なトコも、



口が悪いトコも、



病人にだけ優しいトコも、



冷たくて…



すっごく暖かい手も…



みんな大好き。



だから…



あたしはギュッと目を瞑ると軽く深呼吸した。



「だから卒業まで…。卒業するまで好きでいてもいい?」



意を決して訊ねかけた。



あたしが誰を好きになろうが、



誰のコトを思ってようが、



ハッキリ言ってあたしの勝手だと思う。



でも、



先生にあたしの気持ちバレちゃったし…



言っちゃったし…



迷惑だと思われたまま、



それを知ってる状態で好きでいられる程あたしは強くないよ…

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