*Tiara*〜天使の君〜




「ティアラ、待たせてすまぬ。」




シリウスがガラス戸を開けてテラスに入ってきた



「シリウス様、お仕事お疲れさまです。もうよろしかったのですか。」



「あぁ。美しい花だ。そなたが飾ったのか。」




シリウスの手が机に飾られた花に触れる




「はい!あまりに天気がよかったので……ふふっ。とてもきれいでしょう?」




楽しそうに話す2人にミオが口を挟んだ



「シリウス様、ティアラ様。お食事の準備が整いました。冷めないうちにお召し上がりくださいませ。」




「まぁ。せっかくのお料理がさめてしまっては大変ね。いただきます。」


「ではわたしも」



シリウスもティアラにならって食事をはじめた
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