*Tiara*〜天使の君〜
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朝食を食べ終わり、四人はティアラの部屋ではなしていた。






「へぇ〜そうのね。ニック、そのアルバンってどんな国なの?」




色々な国の話を聞いているととっても楽しい!

行ってみたいなぁ………
と思ってしまう。
もちろんダメだって分かってはいるけれど、(いつかは)って。


「はい。アルバンは東の方角にある遠い国です。最近、力を増してきている大国ですよ。」



ニックは先日他国の会議から帰って来たばかりで、外国の情報をたくさん持ち帰ってきたから

いろんなことをおしえてくれる。



私はニックやお兄様たちからそんな話を聞くのが大好きだった。





「確か、さいきん新しい国王になったって聞いたな。」




ニクス兄様が言った。
確か侍女たちもそんな話をしていたわ。





「それなら私も聞いたぞ。前国王が病気で亡くなって、その第一王子が新国王になったんじゃなかったか?ニック。」




「私もそう聞きました。その新国王は血気盛んな若者で、確かリオン様と同い年かと。」



「そうか。一度会ってみたいものだな。」


リオン兄様はうなずいている。



うふふ、こんな風に四人で集まると昔にもどったみたいだわ。


一人でにやけていると、


「あっ、またにやけてる。姫様?(笑)」




ニックに見られていたのね//


「だってこんな風にみんなでまた集まれてうれしいのだもの。」




「そうだね。最近いそがしかったからなぁ。」


「そうよねっリクス兄様!!」




リクス兄様は笑顔だった。




「さぁそろそろいかないとな。この後は会議があるんだ。」


リオン兄様は名残惜しそうな表情。




「あっ忘れてた。今日は私が用意をすることになっているんです。先に失礼しますねっ」


ニックは慌てた様子で、楽しかったですとお礼を言い出て行ってしまった。
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