それは初恋で、



人は一変するって決めつけて、怯えてたかもしれない。


それって、最初からそういう風に見るのって、今のクラスメイトに対してすごく失礼なことだ。


話してて分かる。
相沢くんはそんな人じゃない。早紀ちゃんだってそう。
私はクラスメイトとまともに話もしていないし、知ろうともしなかった。


そうか、話さなきゃ分からない。


中学じゃない。
誰一人、同じ中学出身はいないのに。


でも、一変しないとも言い切れない不安が、疑いを生んで恐怖心を煽る。

だけど、最初から怯えて避けるのは違うね。


私だって…普通に、クラスに馴染みたい。



「…相沢くんの言う通りだね。私…、相沢くんと普通に話したいって思ってもいいのかな?」

「何だよ、それ。良いに決まってんじゃん!」




人が恐くて、殻に閉じ隠っていながら

暗闇も恐れて。

そんなのは、もう嫌だ。
関心も何も要らないなんて嘘。
本当は普通に友達と笑って過ごしたい。

早紀ちゃんのことも友情を失うのが怖くて初めは避けてしまったけど、早紀ちゃんと向き合って友達になれて本当に良かったと思う。

最初からあえて一人を選ばずに、怖がらずにもっと信じられたら…

だから、早紀ちゃんや相沢くんみたいな人と出会えたことは、すごく私にとって貴重な出会い。


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