それは初恋で、




「藤沢いたか?」
「いねぇ」
「つか、顔覚えてねぇ」
「メガネメガネ」
「今、掛けてないんだろ?」
「そっか。わかるって!」
「マジヤバいから」



…。




「……」

「…亜希、ごめんね。亜希のこと探してる奴ら、まだいるみたい」

「…うん」




早紀ちゃんはゆっくり扉を閉めながら言った。




こうなることは予測できた。



覚悟してたつもりだったけど、いざとなると怯えて、逃げ回ることしか出来ないんだ。



< 97 / 557 >

この作品をシェア

pagetop