それは初恋で、




早紀ちゃんにはすべてを話した。


ただ1点。
まだ私だと不確定の状態で、どうして私とバラしてしまったのか。


それだけは腑に落ちないけれど。




「へぇ~、相沢らしいね。普通絶対そこまでしないし。なんか悔しいな。私も亜希の力になりたい。亜希の魅力伝えたいよ」



ああ、だからかな…



「早紀ちゃんのおかげだよ。早紀ちゃんがいなかったら、きっと私相沢くんと話すなんて出来なかった。変わりたいなんて思わなかった。早紀ちゃんは居てくれるだけで凄く心強いんだよ」

「亜希…私も力になるからね」
「ありがとう…あ、お昼休みまだ少し残ってるし、私ちょっと自転車見てくるね」

「え、今から? お昼は?」

「いらない」

「じゃ、私もいいや。行くよ…ッぁ~、私次の授業準備当たってたんだ~」

「いいよっ、行って」

「1人で大丈夫?」

「うん」



本当は全然平気じゃないけど。早紀ちゃんと相沢くんに心配や迷惑を沢山掛けてしまったから、私も戦わないと…

早紀ちゃんは保健室の扉を開く。


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