らぶ☆すとーりー 4
「なんで・・・?」



「なんでここが分かったかって?」



「私、使用人に隼人さんを見張るように頼んでいたの。


そうしたら、朝までここにいたって言うじゃない?


むかついてココまで来ちゃったわよ!」



彼女は先ほどの笑いとは裏腹に、今度は怒りをあらわにした。



「さっきなんてキスなんかされちゃって。」



彼女は私の髪の毛をはらい、首筋に手をやる。



「いいわね。好きな人に愛されて。」



この人・・・怖い。



「ねぇ、あなた!早く隼人さんを諦めなさいよ。


お金ならいくらでも出すわ。


もっと良い所に済ませてあげる。


そんなに悪い条件は出さないわ。


どう?いい話じゃない?」



いい話もなにも・・・



「私は・・・!」




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