好きと言えたら
翌朝。


散々泣いた私の顔はひどく腫れ上がっていた。



「こんなんじゃ大ちゃんに嫌われる…」


「…大ちゃんには麗奈先生がいるから関係ないか。」


無意識に大ちゃん名前を呼んでしまう。

本当自分でも呆れるくらい大ちゃんが好き。



「ばかだな私…」













「おはよーあみ!ってなにその顔!?」

私の顔を見るなり驚きを隠せないリナ。




「私…大ちゃんにフラれちゃったの。」


自分で言い出したくせに
また涙があふれてくる。




「あみ。屋上行くよ?ちゃんとリナに話して。」


「うん。ごめんねリナ…」


「親友でしょ?リナはあみの味方だからね!早く行くよ。」













屋上で昨日の出来事を全て話した。

泣きながら話す私に

リナは優しくまるで子供をあやすように聞いてくれた。



全てを話し終えたあと

黙って聞いていたリナが口を開いた。
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