Club Desire
恐怖から逃れようと、階段から続く黒く重いドアに飛び込んだ私を迎えたのは長身の男性

うやうやしくお辞儀をしたこのウェイターはなぜか私の名前を知っていて


「は?私、予約なんかしてませんよ?」


たぶん、私はかなり間の抜けた顔をしていたと思う


「いいえ、あなたが当店にいらっしゃる事は事前にわかっておりましたので。
当店では選ばれたお客様しか受け付けておりません。
こちらへ……オーナーがお待ちです。」



全てはここから始まった
私が迷い込んだ不思議な店

"Club Desire"………
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