BLACK×HEAVEN
「ルイ、行こう」



カズサはそう言って、あたしを再び抱きかかえた。



窓をすり抜けて、飛び降りる。



やっぱり、奥さんの顔を見るんは辛いんかなぁ。



それとも、家族3人の時間を邪魔したらアカンと思ったんかなぁ。



地上に到着すると、カズサは「じゃあ、またね」と言ってどこかに行ってしまった。



幽霊同士のバイバイはいつもこんなに軽い。



だって、いつでもどこでもまたすぐ会えるんやから。
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