最後の恋 ~リターンズ~
「高橋君?」 「西野、幸せにな?」待たせてあったタクシーに乗り込む時手を振ってくれた。 「俺らも帰ろ?仁美ちゃん。」私の肩に腕を回した。 「うん。帰ろ。」 部屋に入ると私を抱きしめた。「痛いよ…雄介君。」 「何、キスされてんの!? 何で男に送られてんの!? 告られてんの!? 俺の奥さんじゃないの!?他の男に隙を見せ過ぎ!同級生だって男なんだ!男はいつでもチャンスを伺ってるんだ。それに、仁美ちゃん相当酔ってるよね?スゲー酒臭いし。そんな状態で男と二人きりでタクシーってどうなんだよ!」抱きしめた腕の力が緩んだ時、雄介君を見ると、今迄見た事ない位怒りに満ちた顔だった…。「ごめんなさい」 それ以上の言葉が出なくて俯いてしまう。 「ソイツの事、好きだったの?」 「えっ…!?」 「好きだったんだ?」