いつも隣には君がいた
「春司。屋上にいたかよ?!」

「探したんだよ。」

階段から降りてきた俺を見つけた2人が言ってきた。

「ごめん…。」

"今まで通り付き合う"
さっきの響緒の言葉が頭から離れない。

「こんな気持ちじゃ、無理だよなぁ。」


「春司。帰ろ。」
飛鳥と弥生が来た。

「暑いから冷たいもんでも食ってかねぇ?」

「賛成ぇ。」

「俺はパス。」
今の俺にはこのノリがキツい。

「なんでだよ。」

「もう、疲れた。このノリが俺はキツい。んじゃ。」

「おい!春…司…。」

これでいいんだ。


"嫉妬"という醜い感情が俺らを引き裂くのなら、俺は2人から離れるよ。
俺のせいで3人がバラバラになるなら、俺らを引き裂くのなら、俺は悪者になってでも君達から離れるよ。
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