年下生意気彼氏



「…和希わね。普通の女の子だったわ。
 口調も今みたいに男っぽくないし、
 可愛くて、クラスからも人気があった。



 和希には、真美という親友がいた。
 
真美は、優しくて…とにかく優しくてね…。
 あたしも真美が大好きだった…。
 
でも…でも…!!」




莉洙の口調が荒くなる。




「あんたさえいなければ…!!真美は今でも笑っていたのに…!!」





莉洙はそう言ってアタシを睨む。




「…あの日あんたはいつものように真美と下校していた。
 信号にさしかかった時だった。
 急に車が飛び出して来て…。
 引かれそうなあんたを助けて真美は死んだのよ!!」




アタシはあの時の記憶がよみがえり、


ただ泣き崩れる。







< 255 / 286 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop