モテる女とモテる?女
「上村ぁ!お前さすがに制服きてるときまで本気で男と思われたことはねぇのにな!」
「うるさいっ!」
雄子はからかってくる男子たちにつっかかっていった。
そのやりとりをながめつつ、生徒会長は顔を真っ赤に染めたままで立ち尽くし、ぽつりと言った。
「俺は2年で生徒会長の木村直人です。上村くん…いや上村さんのことを好きになっちゃいました‥」
それは小さくつぶやくような声だったが、からかってくる男子たちに手一杯の雄子以外の耳には自然に届き、純情な生徒会長の一面を見たことで、生徒たちは心の中で少しだけ生徒会長のことをいいやつだと思えた。
すると雄子にも何やら聞こえたのか、急に振り返っていった。
「え?なんかいった?」
「いや‥」
「私って制服着ててもそんなに男っぽくみえるかな?」
すこし悲しげな目で首をかしげながら言う雄子には、いつもとはちがって、顔立ちとは裏腹に女の子っぽいオーラがただよう。
これには男子たちもKOである。
「俺は君が‥そのっ…すてき‥だと…思うよ…」
生徒会長の声は後半がしぼんで行き、あまり聞き取れなかった。
すると雄子はもうもとの美少年スマイルをとりもどしてほほ笑みながら返すのであった。
「え?なんかよく聞こえなかったけど!なんとなくありがとう☆」
これにはさすがに雄子ファンの女子たちがスマイルにやられたことは‥いうまでもない、か♪
「うるさいっ!」
雄子はからかってくる男子たちにつっかかっていった。
そのやりとりをながめつつ、生徒会長は顔を真っ赤に染めたままで立ち尽くし、ぽつりと言った。
「俺は2年で生徒会長の木村直人です。上村くん…いや上村さんのことを好きになっちゃいました‥」
それは小さくつぶやくような声だったが、からかってくる男子たちに手一杯の雄子以外の耳には自然に届き、純情な生徒会長の一面を見たことで、生徒たちは心の中で少しだけ生徒会長のことをいいやつだと思えた。
すると雄子にも何やら聞こえたのか、急に振り返っていった。
「え?なんかいった?」
「いや‥」
「私って制服着ててもそんなに男っぽくみえるかな?」
すこし悲しげな目で首をかしげながら言う雄子には、いつもとはちがって、顔立ちとは裏腹に女の子っぽいオーラがただよう。
これには男子たちもKOである。
「俺は君が‥そのっ…すてき‥だと…思うよ…」
生徒会長の声は後半がしぼんで行き、あまり聞き取れなかった。
すると雄子はもうもとの美少年スマイルをとりもどしてほほ笑みながら返すのであった。
「え?なんかよく聞こえなかったけど!なんとなくありがとう☆」
これにはさすがに雄子ファンの女子たちがスマイルにやられたことは‥いうまでもない、か♪