がんばれ!ノザワくん

久保田

7月の終わりのこと。

ココモのグループ会社である、アソコモという会社で、群馬のココモグループの人たちが集まって会議をやることになったんだってさ。

アソコモという会社は、ほんの数年前にできた会社で、前橋の街中に近いところに会社があるんだ。僻地にあるこの会社に比べたら、アクセスはかなりしやすいらしい。

で、アソコモ群馬サービスセンターで行われる会議の後で、「せっかくだから、懇親会でも」という話が、ココモ群馬支店の支店長から上がったらしくて、会議に出る人は、飲み物を差し入れしろ、という連絡が来た。

というわけで、自宅に温存していた、「久保田」という銘柄の日本酒を、オーノ所長が持って来たんだ。

「これ、高かったんだぞ~!」

…そりゃ、一升ビンだからな。

オーノ所長は、しばらくの間、そのビンを自分の席の横に置いておいたんだけど、昼食食べに行く時に、「今日は暑いから、冷えてた方がうまいかな」と言って、冷蔵庫に入れて、それをノザワくんに持ってくるように言ったんだ。

「う~ん、冷凍庫の方がいいかな~」

…そんなでかいビンが入る冷凍庫、どこにあるんだよ。会社にある冷蔵庫は、普通の家庭用(それもかなり古いタイプ)だぞ。
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