四季〜二人で歩む季節〜


ベッドに横になっても眠りにつく事が出来ず、ただ時間だけが流れていく。


一つ寝返りをうって勢い良く起き上がり、いてもたってもいられなくなったあたしは部屋着のままアパートを飛び出した。


外はすっかり朝日が昇り、よく澄んだ秋晴れだった。


大通りでタクシーに乗り込み、行き先はもちろんレンのマンション。


でも、いざマンションに着くと今更になって足が震えてきた。


もし、またあんな姿を見てしまったら。


もし、レンに冷たくあしらわれてしまったら。


そんな事ばかり考えてしまって、なかなか足が前に進まない。
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