Melody Honey
何よ、もう!

私が怒っていることに気づいていないくせに、一体何をしようって言うのよ。

「あんたなんか知らないわよ!」

叫ぶように言って詩音に背中を向けた時、
「反抗もいい加減にしろ」

動けないように、詩音に後ろから抱きしめられた。

「詩音…?」

もしかして、怒っちゃった…?

「あおいは、何がしたいんだよ」

詩音にそう聞かれたと思ったら、
「――んっ…」

口の中に詩音の指を入れられた。

「怒ってばっかじゃわかんねーんだよ」

器用そうに、指は舌をつかまえる。
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