Melody Honey
「あおいさん、ここは…?」

そう聞いてきた千晴さんに、
「詩音の家です。

千晴さん、高熱で倒れたんです」

私は答えた。

「そうなの?」

そう聞いてきた千晴さんに、
「はい」

私は首を縦に振ってうなずいた。

「連れてきて、看病したんです」

そう言った私に、
「…ごめんなさい、ご迷惑をおかけして」

千晴さんが謝った。

「いえ、大丈夫です」

私が返事をした後、何故だか私たちの間に沈黙が流れた。

その沈黙を破ったのは、私の方からだった。
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