Melody Honey
「やっぱり、取材は大変だったんですか」

ご飯を口に入れながら、大沢くんが聞いてきた。

「そりゃ、もうね」

私は苦笑いをした。

私の場合は特に大変以外の何ものでもありませんでした。

何故なら、あの結果になってしまったのですから。

「いろいろあり過ぎると言うか何と言うか…」

どこから説明すればいいのか、正直困っている。

「へえ、記者の仕事も楽じゃないんですね」

そう言いながら、大沢くんは忙しそうにご飯を食べていた。
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