半径1メートルの悲劇



合コン当日。
俺はいつもよりオシャレをした。
少し茶色っぽい髪の毛をワックスで整えて、服装はカジュアルな感じにした。


「啓介!準備できたか!?」


光樹もオシャレをしていた。
白と黒で統一されている。
・・・ハッキリ言うとかっこいい。






合コンは3対3。
もう一人のメンバーは、光樹の兄貴の大樹。
俺たちには親しい友達がいなかった。
だから、兄貴でいいかということで。
ちなみに、大樹は高3。
先輩だけど、高校が違う。



「どんな子が来るんだろうなー
可愛い子がいいな・・・
でも、美人も捨てがたい・・・」

「だよなー!
俺は、美人がいい!」


俺が準備している間、あのバカ兄弟は盛り上がっていた。
俺の家の玄関で騒ぐなよ・・・



なんだかんだで出発。
待ち合わせは、近くのカラオケ。



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