ただ君の側にいたかった…
父さんの再婚を最初に提案したのは兄貴だった。

まだ小3の仁や俺にとって母親の存在は必要だろうって言い出したんだ。

姉貴は最初反対したが、最終的には父さんに幸せになってもらいたいって結論でまとまった。

だから父さんには秘密にして、洋子さんにだけ話した。
いきなりだったから驚いていたけど、洋子さんは俺達の気持ちを理解してくれた。
父さんが受け入れてくれるかなんてわからないのに、洋子さんは婚姻届に名前を書いてくれたんだ。

順番がちょっとおかしいけど、こうでもしなきゃ父さんは俺達に遠慮して再婚なんて考えないから。
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