【短編】自分ウィキ
うぅ、そんな危険なメールだったのかこれ。


「つうか、お前にそのメールが送られて来たって事はお前がどこかでそれを見たって事じゃ……」


言ってる途中で三田村は何かに気付いたみたいに小山田の机に目をやった。


小山田の机には花が飾られている。


「いや、私は別に見たくて見た訳じゃないよ?」


「知らん。結果は、アレだからな。別に責める気はないしな」


それから三田村は溜め息をつく。


私は、死ぬの?


唐突な死の宣告を遅れて理解する。


途端に怖くなった。
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