銀色の月光
「カナメ、どこへ行くんだ?」
カナメはすっと手を滑らせて
髪をほどいた。
長い銀髪が、
その綺麗な顔のほとんどを覆う。
長い髪は
制御しきれない
自分の力を抑え力がある。
とか、前に聞いたことがある。
さっきのような力を、
自分で封印しているのだろう。
「人の心配してる場合じゃないですよ。
白いのをやったから、
他のがうじゃうじゃやってくる。
せいぜい食われないように
撃退して下さい。
そこにいる、エサ達と一緒に。」
餌。