王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「神風先生触って下さいよぅ」



苦笑いの先生に風華先生は、甘い声を出す。隣にぴょんと抱きつくように近付いて、先生の腕に胸を押し付ける。



先生は、うんざりしたように風華先生を見ているなんて、気付いても居ない。



やめてよ!あたしだって、先生好きなのに、大好きなのに……大人は狡いよ……


二人を見ていると、泣きたい気持ちを一生懸命に堪えるのが、辛い。



ガラリーー



そこに運が良い事に、風華先生を好きな桐原先生が入って来た。



桐原先生は、ネクタイをきっちり結びながら入ってくる。



「……」



だけど、風華先生を見て一瞬で固まった。
せっかく、きっちり結びながら入って来ても、先生とイチャイチャしてる風に見えたらしく、背中にはまるで、重たい物をしょってるかのように肩を落としている。
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