王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「ななな何をしてるんですか!」



桐原先生は、先生達を指差しながら言う。



「きりちゃんには、関係ないでしょ?」



「でですけど、俺好きって言ったじゃないですか!あなたが!」



「あたし好きじゃないですって言いませんでした?」



風華先生は、しれっとそう言うと、先生の腕に自分の腕を絡めてニヤリと笑う。


「それに、あたしの彼氏ですよ?神風先生は」



え?



「……」



先生は黙ったまま何も言わない。



「本当……?先生……」



「なんて、ただ言ってみただけですよ~だ!」



先生の代わりに、風華先生が答える。



「あたし、きりちゃんとは、付き合えませんからね」



先生……



< 8 / 211 >

この作品をシェア

pagetop