猫と僕と
「お父さんとお母さんの寝顔を毎日見てからこのアパートに帰るの。だからいつも遅くなっちゃって……」
「もういいよ!!!」
―ガバッ
僕は凜を思わず抱きしめてしまった。
膝に乗せていたボンがゴロンと膝から転げ落ちた。
「もう話さなくていいから…わかったから……信じるから……」
死んでるなんて思えないくらい、凜の体は温かかった。
「もういいよ!!!」
―ガバッ
僕は凜を思わず抱きしめてしまった。
膝に乗せていたボンがゴロンと膝から転げ落ちた。
「もう話さなくていいから…わかったから……信じるから……」
死んでるなんて思えないくらい、凜の体は温かかった。