猫と僕と




……やっぱり。






外に立っていたのは倉本さんだった。




怒ってるよな〜。


苦情とか…言われちゃうのか?




「これ…」




倉本さんが差し出した手には携帯が乗っていた。



見覚えがある……



後ろから声がした。



「あっ!俺の!!」



ブチが玄関に駆け寄った。


「ドアの前に落ちてました。」


さっきの雪崩の時だ……。



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