猫と僕と
完全に怪しんだ2人はニタニタしながら、閉めようとするドアに足を挟んだ。




「いててててー!!!」




わざとらしい演技。




「もぉ〜、まじで頼む!今日だけ…お願い!!」



余計に面白くなって来たのか、2人は食い下がらない。



「何なに!?理由だけ話せ!!でなきゃ、帰らない。」





あ〜…終わった…。


僕の凜ちゃんとの淡い一時は完全に崩れた。



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