猫と僕と
「言っちゃった(笑)」

「あはは」

「私、押さえられなかった…ずっと好きだったから」

「僕だってずっと好きでしたよ。僕だって抑え切れなかった。」

「もう少し、早く言えば良かった。」

「僕……男なのに、先に言われちゃったね」






「「ははは…」」





凜は前から僕の事が好きだと言ってくれた。



凜みたいな美人に、まさか好きだなんて言われると思わなかった。


こんな凡人な僕にこんな素敵な子が…



照れたように笑う凜を見つめながら、今を忘れないようにたくさんたくさん見つめた。



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