ほどよい愛
「今まで言ってなかった?」

「…今までは『お疲れ様』だったと思う。それか『いらっしゃい』」

「……」

恭汰は、リビングのソファにカバンを置くとネクタイを外して私に渡す。

「寝室にかけとくね」

ジャケットも受け取り寝室へ行く。

ハンガーにかけると、クローゼットの中にある小箱から鍵を取り出して見つめる。

< 187 / 302 >

この作品をシェア

pagetop