《(超)短編》イーガの森で待ってて
「ルミ!


離すんじゃないぞ!


あと…


少しで…


手が…っ



届く……っ!」






タクアは


自分が落ちる


ギリギリの所まで


身を乗り出し





めいっぱい


手をさしのべた






「く……っ!!


あと…少し……っ…!」







するとルミが…



「タクア!


行って!!



時間がないわ!!






『イーガの森の魔女』


の所へ行って!!








リリイに


もう一度



会いに行くんでしょ!?」




と


言って微笑んだ…。





「あたしのことは


いいから


早く


行ってーー!!」





そう叫び


目には涙が浮かんでいた。








「何言ってるんだ!!!」



普段は穏やかな


タクアが


力いっぱい


怒鳴った。








「目の前の


危険に


さらされている


命を


ほうっておけるわけが


ないだろう!!






リリイは…



もう



死んでいるんだ……。




会えなくても


仕方ない…。」





タクアの目にも



涙が浮かび



今にも





こぼれそうに


なっていた。
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