先輩と私
2-9
へっ?
「だ、大丈夫です!!」
「だろうな」
先輩が真顔で言う。ちょっとショックだった。
私は、屋上の事を先輩に伝える。先輩は、ただ、事実として受け取る。彼の感情に対して、嫌がりもしなければ、焦りもしなかった。何の感情も抱いていないようだった。
逆に、伸ちゃん先輩や沙樹ちゃんは物凄く笑っている。
寺脇先輩がどこか同情するかのように先輩を見ていた。
「あの、彼、先輩にお弁当作りたいって...」
「…………うわ〜、本気ね」
沙樹ちゃんが嫌そうな呆れたような、でも興味はあるのよといった顔をする。私は先輩の顔を見ながら先輩の言葉を待つ。
「彼、に任せても、良いんですか?」
ああ、なんで私はこんなに面倒くさいんだろう。これじゃあ、先輩に彼が作るのを嫌がって欲しがってるのと同じだ。事実だけど、こんな言い方は良くない筈なのに………。
「だ、大丈夫です!!」
「だろうな」
先輩が真顔で言う。ちょっとショックだった。
私は、屋上の事を先輩に伝える。先輩は、ただ、事実として受け取る。彼の感情に対して、嫌がりもしなければ、焦りもしなかった。何の感情も抱いていないようだった。
逆に、伸ちゃん先輩や沙樹ちゃんは物凄く笑っている。
寺脇先輩がどこか同情するかのように先輩を見ていた。
「あの、彼、先輩にお弁当作りたいって...」
「…………うわ〜、本気ね」
沙樹ちゃんが嫌そうな呆れたような、でも興味はあるのよといった顔をする。私は先輩の顔を見ながら先輩の言葉を待つ。
「彼、に任せても、良いんですか?」
ああ、なんで私はこんなに面倒くさいんだろう。これじゃあ、先輩に彼が作るのを嫌がって欲しがってるのと同じだ。事実だけど、こんな言い方は良くない筈なのに………。