先輩と私

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予鈴が鳴る。それでも、なかなかみんな立ち上がらない。話したいことはたくさんあってなかなか止められない。
私も同じ。未来ちゃんはかなり毒舌であまり喋る方じゃない。だから、話が成り立ってるのかってよく聞かれる。けど、知識人で話してみると本当はとっても楽しい。

さすがに時間がギリギリになって、みんなが動き出した。

「じゃあ、席戻るね。」
「ん。」

速攻で、お弁当を片付け、席に戻る。

次は、数学だ。


数学は楽。


そんな事言う人がいるから不思議。でも、公式が分かれば基本問題は確かに楽。


だけど、私はやっぱり大変。
ただ、黒板に書いてあることをノートに写してるだけなのに。
数学って、黒板の板書のスピードが一番速いんじゃないかなあ。
しかも、写すだけだからスッゴく眠くなる。

ちょっと落ち着いたから周りを見ると、何人か寝てる。頭揺れてる人発見。

そういえば、さっき先輩眠そうだったな。
今何の授業何だろ?起きてるかな?
後で先輩に時聞いてみようかな。



あ、黒板進んでる。
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