絶対服従の恋
「もしかして名前も言え無い程
アレなの…か?」

(俺とした事が…クッ。
触れては為らぬ所に
触れてしまったのか?)

「ちっ、違います!!」

(なんだ…。勘違いか。
焦らせやがって…。)

「じゃあ、名前だ。
もちろん、お前のな。」

「いやです。」

(ふむ。世の中には、
珍しい苗字が多いとは聞くが)

「…。変わった名前だな。」

「…いや、違いますから。
何で!教えなきゃいけないんですか?」

女が、逆に質問してきた。

「俺様が、聞いてるから?」

「…いや、あなたが、
聞いてるからって
教える義務は無いと思います。」

突然、女が反抗してきた事に
イライラが募り

「何故だ?」

厳しい口調で
睨み付けてしまう。

「何故って言われても…。」

俺様に睨まれ
困った様に黙り込む女。

「俺様が直々に聞いてるんだから、
教えるのは当然の行為だ。」

(全く、ここまで口に出して教えてやらないと分からないとは…。)

やれやれとばかりに
溜息が漏れる。
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